カスタム、ん。

お手軽ステッカーチューンやカラーリング、ボルトオンパーツを使用して部品交換、果てはフレイム加工とカスタムと一口に言ってもその傾向と内容は大きく異なる。

乗車姿勢の変化や機能パーツの交換等の無いカスタムの類は、ユーザー一人一人好き勝手に自らの個性を反映させれば、それはそれで満足度は高いのであろう。

但しだ。パーツの交換等により乗り味を含めた走行性能に影響がある場合には、細心の注意を払う事が要求される。

現状、何に不満があって、それをどうしたいのかという方向性が重要なのである。

街乗り、ロングツーリング、峠走り、サーキット、本格的レースと使う場面を考えると、当然ではあるがその方向性には大いに違いがある。重複する要素を満たさなければならない場合も多々ある。短く表現するのであれば、相反する要素の高い融合点を見つけ出すという事であろう。あるいは、融合点を決定した後に、その開発に着手する事でもある。しかも、結果として高い満足度が要求されるのである。

大量生産された量産車では自ずと限界があるのは周知の事実ではあるものの、自身の夢のイメージを少しでも具現化したいと想うのは誰しも同じ事。夢多き方々の少しでもお役に立てれば、私たちの存在する意味があるのであろう。と、考えている今日この頃。

September/2003 牧野 功